雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

家から追い出されてる気がする娘

娘が結婚して家を出るのも

あと2週間を切った。

 


そんなとき娘がふと漏らしたのが

「もうこの家は私の家じゃなくなるんだな」

「家から追い出されてる気がする」というのだ。

 


使っていたペンのインクが無くなったり。

爪切りが壊れたり。

水筒がダメになったり。

 


ペンなんかそこらにいっぱいあるし。

爪切りは新しく買って新居に持って行くし

水筒も買い置きしてあった新しいものを持って行く予定だった。

 


そして、たまたままだ真夏のように天気が良いので

私が娘が愛用している

ベッドで使う抱き枕と

ソファで使う抱きクッションを洗濯した。

 


なぜか脱水がうまくいかず

何度もやり直してるうちに

見るも無惨なことになり、

結局乾かして捨てることにした。

 


娘に謝ると、

元々それらは私が使おうと買ったけれど

うまく使えず困っていたら

娘がもらってくれたものだった。

なので、そもそも無くても困らない、と。

だけど、だんだんそうして愛用しているものが

使えなくなると、

ああ、この家にいるのももうおしまい、

そんなふうに家や物からさよならされてる気がする、

というのだ。

決して悪い意味ではないけれど、と。

 


そうだね。

娘がずっとソファでゴロゴロする時抱いていたクッションや

リビングでカレンダーに書き込んでいたペンや

「置きっぱにして」と私がよく小言を言った爪切りが

娘がいなくなってリビングにあると

私が悲しくなってしまうかもね。

 


今日もマリッジブルーな母でした。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。