雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

ぬいぐるみたち②

つづき。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/06/26/093259

 


翌日、私の留守中に

2階の棚にあったぬいぐるみたちも

娘が友人からもらったものやらを

全て和室に移動してあった。

これらも捨てる、という意味らしかった。

 


中には、コロナ禍の断捨離や

本棚の整理の際に

私が捨てようとしたものを

「それは中学の時に○○ちゃんにもらったものだ」と娘が言い

2階の棚に移動したものだ。

 


これも要らないの?

○○ちゃんから貰ったんじゃなかったの?

 


それでももう要らないから、の一点張り。

 


もう一つ、高校卒業時に

何人かで誕生日が刺繍したクマのマスコットを

一緒に買い、高校の校章をクマに付けた。

そんなものまで和室に置いてあった。

 


娘に言った。

☆和室にある子たちは、

来月の粗大ゴミの日に捨てるね。

しつこいけど、あの子たちにはきっと

たくさん癒してもらったりしたはず。

粗大ゴミの前日には準備して

夜に捨てるから、

それまでにちゃんと今までのお礼を言って

ちゃんとお別れしておいてね。

 


娘は静かに

ただちゃんと私の目を見て

うん、と頷いた。

 


そうして私は、ぬいぐるみの処分方法を

ネットで調べた。

もちろん、神社に送る方法もあるし、

雛人形はそうするつもりだが。

100均で座布団用の収納袋を買った。

ちょうどグレーだし。

その袋に私も一体ずつ抱きしめてお礼を言おう。

今までありがとう、と。

そして神社でもらったお清め塩をふりかけ

座布団カバーは二重にした上

ゴミ袋に入れて捨てようと思う。

 


和室には仏壇があり

毎朝お線香をお供えするが、

毎朝ぬいぐるみたちを目にする。

 


粗大ゴミの日は、7月7日。

あと10日ある。

娘の気持ちはもう変わらないようだ。

 


これが娘の新たな一歩となるのなら

心配することはないのだが。

娘とリビングでゴロゴロと

この子たちを半分クッションがわりにしていた日々が

すごく遠い昔に感じてしまう。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。