雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

合唱の心配事・ピッチ

毎週練習がある女声合唱は

人数も少なくなり、高齢化して

本番や舞台での演奏は難しい。

やりがいもないといえばないが

コロナで練習もままならない状況が続き

そうなると無事皆集まって歌えるだけで

ありがたいと思えるように

欲がなくなってきた。

 


そんな時、地元の第九を歌うイベントに申し込んだ。

知らなかったが、

2年に一度やっていたらしい。

今回はコロナで3年越し。

 


第九は私は15年ぶりだが

自転車や水泳と一緒で、

一度できたらブランクがあっても

すぐに思い出せるものだ。

 


練習回数が増えてくると

顔見知りも増えてきた。

少し練習の合間に言葉を交わす人もできてきた。

そんな時。

 


このところ、隣で歌っている人が

仮にAさんとしよう。

Aさんが私に近づいてきて耳元で囁いた。

「音(ピッチ)低くない?」

 


え?私?と思って

「すみません、私低いですか?」と聞いたら

違うという。

私の向こう側に視線をうつして。

 


はぁぁぁ、

いやなんだよなー、こういうの。

 


Aさんは、すっかり私と仲良くなったと思ってくれているのか

それからも度々

「後ろから変な喉声が聞こえるよね」とか

「後ろから低いピッチが聞こえるよね」とか

練習の合間に私に耳打ちしてくる。

 


なんだか一気に嫌になってきた。

 


これまでも女声合唱でもなんでも

団員が他の団員のことをダメ出ししたり

悪口まがいのことを言うことは

割とある。

割とあるけど、それがプラスになることなどない。

団の雰囲気が悪くなったり

うまくいかなくなることしかない。

女声合唱などの場合、

それが亀裂につながり、

団が真っ二つに分裂したり

どんどんメンバーが去っていったりするばかりだ。

 


前で指導する指揮者や指導者が

ダメならダメというはずだ。

その人以外の人は

隣近所で歌う同じ歌い手のことをとやかく言っちゃいけない。

 


そういうアンタはどうなんだ?

歌えてるのか?

 


言った方も言われた方も

聞かされた方も

誰一人良いことないのだ。

 


なんだかいやだな。

仲良くなりたいとは思うけど

挨拶以外口を聞かずにただ練習して

終わればすっ飛んで帰るのが気楽だな。

 


なんだか嫌になってきた。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。