娘が離婚してすぐ
まだ新品同様の婚約記念品にもらったパールや
抹茶くんとのお出かけを想定したハンドバッグを
次々リサイクルショップに持ち込むのを
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気持ちはわかるが手放すのが惜しいように
私は一人寂しい気持ちでした。
そしてCDやDVDも。
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次々手放す娘はまるで
過去を全て手放すかのようにみえました。
辛いことはともかく
楽しかったこともあるはずなのに。
いろんな思い出全て否定するかのようにすら見えました。
娘曰く、そんなことはないそうで。
思い出はちゃんと心の中にあるから大丈夫、と。
さて、私は反応が鈍いのか
今頃、ひしひしと娘が離婚して一人になったことが
その心配がボディーブローのように
つらくなってきています。
もう既に辛い結婚生活だったのかも知れなかった時期
抹茶くんが当直でいない日に
娘のマンションに行き
一緒に近所を散策したこと。
そこは昔、よく娘と出かけた観光地。
お出かけで歩いた場所に住むなんてね、と
娘を羨ましくさえ思い
新しくできた可愛いお店に入っては
あるいは老舗を懐かしく入っては
細々したものを買いました。
殆ど消耗品だけど、
椿油や紅茶、お香など。
お香は使い切り
紅茶も後数パック。
椿油も時期的にもそろそろ使い切りたい。
離婚して娘を連れ戻した当初は、
こんなことなら傷が癒えるまで
足を運ぶこともなくなるし
もっと買っておけばよかったとすら思っていました。
今頃になって、もう早く忘れてしまいたく
早く使い切ってしまいたい気分でいっぱいです。
季節的に冬の椿油や
体を温める生姜紅茶だから
余計に色褪せてしかみえないのかな。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。