雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

いいよ

モラ夫の口癖は「いいよ」です。

正確には大阪弁なので「ええよ」です。

 


何がいいのか???

 


例えば、秋刀魚と鯵、どちらがいいか聞いたら

普通なら「秋刀魚にしてくれ」「秋刀魚がいい」となるだろう。

モラ夫は「秋刀魚でええよ」という。

じゃあ鯵がよかったの?

それとも、鯖とか鮭?

 


そもそもサカナじゃなくて

肉がよかったとか?

 

 

 

秋刀魚でいいよ。

 

 

 

秋刀魚も鯵もイマイチで

本当は鯛がいいのだけど

秋刀魚と鯵ならまだ秋刀魚がマシかな、

そんなふうに聞こえます。

 


なのでそう言ったらめんどくさそうに

うるさい嫌な女を娶ってしまったとばかり、

不機嫌顔です。

 


なぜなら多分本人は

あまり考えがないからだと思います。

 


日本語が使えない人なんだ。

そう思えば済みます。

だけどこちらも虫の居所が悪い時もある。

余裕のないときもある。

本当に嫌になる。

 


口癖なんだろうなぁ。

今更、60歳を過ぎて直らない。

 


モラ夫とお見合いして、

何度かデートもしたのに

なぜ気づかなかったのかな。

気づかなかった自分が思慮が浅かった。

 


食べ物屋さんに行っても確かに口癖だった。

ケーキセットを頼んで

飲み物はコーヒーか紅茶。

どちらにするか聞かれたら

「コーヒーでいいよ」

確かにずっとそう言っていたのに。

気づかなかったのは私が馬鹿。

普通なら「コーヒーをお願い」というだろう。

 


何がいいのだ?

 


しかもわかりにくいのは

「いいよ」正確には「ええよ」は

YESの場合も

辛うじてYESの場合も

NOの場合もあるからややこしい。

 


例えば

「ゴミ捨てといてくれる?」というと

「ええよ」。

これはNOだ。

 


「トーストに実家でもらったジャムを塗ったよ」

「ジャムはええよ」。

これもNOだ。

 


「麦茶沸かしてないから急須でお茶入れるわ」

「じゃあええよ」

麦茶じゃないなら要らないという事だ。

「お茶でええよ」

これこそ本来の「いいよ」という意味だ。

麦茶を飲みたかったけど沸かしてないなら仕方ない。

お茶でいいよ。だ。

 


「ケーキ、苺のショートケーキと栗のモンブランがあるけど」

「苺でええよ」

これは苺が気に入っているかもしれないし

栗が苺なら苺の方がマシだという意味かもしれない。

見分けるのはイントネーションだ。

 


はぁ、めんどくさい。

しかも気分悪い。

 


いちいち気にしたら負け。

日本語もまともに使えない

かわいそうな人なんだ。 

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。