雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

お彼岸

我が家は仏壇とお墓があるので。

 

お彼岸には檀家になっているお寺からお坊さんがいらっしゃいます。

 

まだ姑がいた頃は

仏壇関係は姑でしたが、

とにかくお坊さんはいつ来るかわからない。

お盆やお彼岸は

常に在宅して仏壇の世話をするのが

家にいる者のつとめ、ということです。

私が嫁いだ30年ほど前は

どうしても買い物などで家を開けるときは

玄関の鍵を掛けず

仏壇の部屋にお布施とお茶菓子を置いて出かけていました。

帰宅すると

お布施とお茶菓子がなくなっていたら

お坊さんがいらっしゃった、と。

そんな平和な時代でした。

 

姑から私がバトンタッチした頃、

御住職も代替わりで若いお坊さんにバトンタッチ。

 

失礼とは思いながら、

「いつ来られますか?」

「その日は都合悪くて」と

こちらから連絡するようにしました。

 

指定された日時が都合悪くて変更してもらったのに

何度か忘れて突然お見えになったり、

約束の時間にいらっしゃらずに電話させてもらったり。

 

そんなこともありながら

最近ではお寺さんから

お盆やお彼岸の予定を問い合わせてくださるまでになりました。

 

昨日は予定を変えていただいたので

夕方に来てくださいました。

朝から仏壇のお花を入れ替えたり、

お墓掃除をしたり、

お坊さんのお布施やお茶菓子を準備したり。

 

先日御朱印ツアーに仁和寺に行った際

お線香を買って帰りました。

仏壇にお供えしてあったのをみて

お坊さんが、

うちのお寺は仁和寺は総本山だと教えてくださいました。

 

私の実家も仏壇とお墓のある家です。

後継に予定していた妹は

言われるまま婿養子を取ったものの

半年で離婚し

新たな伴侶(今のご主人)とさっさと家を出ました。

近くに嫁いだ私が

急にあてにされ。

 

まだ両親ともに元気なのですが、

ゆくゆくは私が墓守をしなくちゃいけないのだからと

今日は天気のいいうちに

線香だけ持って実家の墓参りもしました。

予想通り既に両親が墓掃除も済ませ

綺麗な花をお供えしてありました。

 

一緒に御朱印ツアーにいくデイジーさん。

彼女の家には仏壇がありません。

御朱印ツアーに行っても

私はお土産がわりに、仏壇に線香を買って帰ります。

デイジーさんは、お香として買います。

 

デイジーさんに恨みはありませんが、

仏壇を持たない人は気楽で羨ましいです。

 

占いでも

墓守の相がある、

しかも一軒とは限らない

と言われる私。

 

仏壇や墓がなかったら

どんなに気楽でしょう。

 

ゆくゆく、実家は空き家になります。

私はできれば不便な我が家を引き払い

便利な実家に移りたいですが、

モラ夫が元気なうちは無理です。

息子は帰ってこないでしょうし

娘は娘の未来があります。

 

ゆくゆく2つの仏壇を管理し、

移したり

墓じまいしたりしなくちゃいけないのは私。

お彼岸やお盆の時に

少しずつお坊さんに色々聞いておかなくちゃ。

 

気楽にはなれない運命です。