つづき。
https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/08/10/055933
さて、いよいよ顔合わせとなり、
持参した手土産の交換だ。
こちらは大阪府とはいえ南の端。
特産品といえば、なくはないが、
改まった席のご挨拶代わりの手土産になるようなものはない。
大阪府のお土産ということで
縁起の良い塩昆布の詰め合わせを選んだ。
息子からの指定通り、3000〜5000円で。
百貨店の昆布屋さんで
色々選んで詰め合わせた。
梅昆布、
筍昆布、
松茸の佃煮、
季節限定の昆布、
「寿」という名前の鰹昆布。
少し5000円を超えたがまぁ良いだろう。
結婚の顔合わせの手土産だと伝え、
結婚式などはしないということも伝えたので
熨斗紙は結び切り
「ご挨拶」と書いてもらい
金の鶴柄の包装紙に
紅白の紐をかけてもらって結び切り。
そうして持参した手土産だった。
「大阪の塩昆布です。
松竹梅と季節のものや縁起の良いものを詰め合わせました。」
と渡した。
あちらは3つも出してこられたのだが、
土産物として有名らしいきなこ飴、
「桃太郎は岡山だが、その家来がうちの出身だ。」とのことで吉備団子。
そしてやはりお土産で人気らしい羽二重餅。
熨斗紙がついているわけでもなく
土産物店の包装紙で包まれた
文字通り「土産」だった。
たしかに甘いものは好きだし
モラ夫もお酒が飲めないし
甘いお菓子・・・という選択になったのは良しとして。
初対面の子どもの結婚相手の親同士
顔合わせのご挨拶、という意味合いの手土産ではないのだろうか?
かなり認識が違うんだなぁ、という印象だった。
モラ夫も何も言わない。
羽二重餅一つと吉備団子一本だけ食べて
「もうノルマは終わった」とばかりに。
羽二重餅と吉備団子は
賞味期限も1週間なかったし
美味しかったので娘と2人で食べきった。
きなこ飴は硬くて歯も悪くなってきた私は
結局一つ食べるのがやっとで
1か月ほど置いてあったが
仕方なく処分した。
顔合わせの席であちらのお母様が
「そちらには特産品やお土産物は無いのですか?」と聞いてこられた。
ちょっと不満げですらあった。
特産品?
桃とか、苺とか
花農家は多いし
葉牡丹やら
近所に道の駅もあるが。
顔合わせの手土産って
「ご挨拶」のための手土産ではないのか?
せっかくだし、話題作りのためにも
特産品があるならそれを、という事ではないのか?
旅行のお土産や帰省のお土産ではないだろう。
認識の違い。
あちらはあちらで「何これ?」
「百貨店なら全国どこでも買えるじゃない。」と
「変な家」と思っていたのだろう。
まぁ、この先頻繁なお付き合いもないだろうし
いいんだけどね。
つづく。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。