雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

ファーストネーム

半年ほど前から

市の子育て支援のボランティアを再開した。

 


そして今、だいたい月に1回か2回、

定期的に預かっている小学1年生の女の子、

名前はかぼすちゃん。

とても頭の良い、聞き分けの良い、

大人しく女の子。

 


去年秋に股関節が痛み出してから

走り回る男の子とかはちょっとキビシイ。

 


かぼすちゃんのお母さんのお仕事が、

子供が小学校まではセーブできるが、

小学生になったらフルにシフトに入らなくてはいけないらしい。

 


土曜日、学童保育にいるかぼすちゃんを

サツキさん(苗字)というもう1人のボランティアさんが

学童に迎えに行き、

ダンス教室まで送る。

 


ダンス教室が終わる頃、

私が迎えに行き、約2時間うちで預かる。

お母さんがうちに迎えに来る。

 


分業で1人だけのボランティアに

負担がかかりすぎないように、ということらしい。

もちろんサツキさんの都合が悪く、

私が大丈夫なら

私が学童に迎えに行き、

ダンス教室へ送り、

またダンス教室に迎えに行き、

お迎えまで預かる。

 


逆に私の都合が悪く

サツキさんが大丈夫なら

両方をサツキさんがしてくださる。

 


さて、本題はここから。

 


かぼすちゃんのお母さんは

とてもしっかりした、丁寧な方。

サツキさんのかわりに学童保育に迎えに行く時など

きちんと道順や

迎えに行く駐車場など

写真を送ってくださったり、

連絡もきちんとされる方だ。 

 

また学童保育やダンス教室の先生にもよくわかるように

「ダンス教室送り・サツキメイコさん」

「ダンス教室お迎え・雛形雛子さん」

とリュックにタグまで付いている。

 


そしてかぼすちゃんが私たちボランティアに馴染めるように

実際にボランティアする前から

「メイコさん」「雛子さん」とご家庭で話題にしていたらしい。

親愛の意味を込めて、ファーストネームで呼ばせていただきます、と

お母さんからも連絡をもらっている。

一方的な報告だったので、

嫌ですとは言えず。

 


なのでかぼすちゃんから

「雛子さん」と呼ばれる。

かぼすちゃんは可愛いし、

かぼすちゃんから呼ばれるのがすごく嫌なわけではないが

実はちょっと苦手。

 


以前通っていたお手軽ジムも

メンバーのことを苗字ではなく

ファーストネームで呼ぶことで有名だった。

 


ただ、私が通い出した頃、

なぜかそこの店舗では普通に苗字で呼んでいた。

「雛形さん」と。

 


ところか、本部から査察が入って以来、

ファーストネームで呼ぶようになった。

「雛子さん」と。

 


女性は、アラカン以上の年齢の主婦は、

大抵どこでも苗字で呼ばれ

雛形さんの奥さん、雛形さんのお嫁さん、など。

または子供のお母さん、と。

ママ友なんて、随分長く付き合っているのに

ファーストネームを知らなかったりして

びっくりすることがある。

 


だから、ファーストネームで呼ばれるのは

とても人気があるらしい。

 


ただ、私は変わっているのか、

全然嬉しいとも思わないし、

できたらやめてほしい。

 


みんな嬉しいものなのかなぁ。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。