つづき。
https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/03/16/180917
合唱ができなくなり
ジムも閉鎖して
気晴らしに体験教室だけ参加して
あれこれ理由をつけて帰ってくるつもりだった。
それがパンを捏ねていると
懐かしい気持ちになったのだ。
あれはもう30年近く前。
当時、まだ息子が産まれる前。
市の保健所でマタニティ教室や
プレママ教室などがあり
それに参加して友達になった人数人。
その人の紹介で
赤ちゃん連れOKのパン教室に通ったことがあった。
娘を妊娠中や出産後も
かれこれ4年くらい通った。
マンションの一室で赤ちゃん連ればかり集まってのパン教室。
隣の部屋に布団を敷いてくれていて
赤ちゃんを寝かせたり
おっぱいをあげたりもできる
赤ちゃんが泣くのも
幼児がまとわりつくのも許された。
赤ちゃんがいると引き篭もりがちになるが
月2回のパン教室は
良い気晴らしになった。
発酵器こそ買わなかったが
餅つき器をパン捏ねに使い、
細々した道具は少しずつ買い揃えた。
よく家でも焼いた。
子どもたちが小さい頃は家にいる時間も多く
パンを焼くのを趣味にしていたが
子どもたちが幼稚園にいき
習い事が増え
小学校に上がる頃には
パンを焼く時間がなくなった。
パン教室にしていたマンションも
1人、2人と
子どもの入園入学などを機に
マイホームを持ったり
どちらかの実家に帰ったりして
引っ越していき
自然となくなった。
そして家でもパンを焼くことも減っていき
だんだんと美味しいパン屋さんを見つけて
買いに行くようにシフトした。
買い揃えた道具も
何度か断捨離をしていくうちに
使わないから傷んだりして
一つも残っていない。
パン教室の体験でパンを捏ねながら、
そんな昔のことを懐かしく思い出してしまった。
ちょうどコロナで外出も減り
家にいる時間が増えた状況も
赤ちゃんを抱えて外出もままならなかった当時と
似ていたのもあった。
冬にこたつで発酵中に
兄妹喧嘩をして娘がパンにダイブしてしまったこと。
今日はパンを焼くぞ、と捏ね始めたら
幼稚園から電話で息子が発熱。
捏ねたパンをほっぽり出して
迎えにいき、小児科に直行。
帰宅したらか発酵でイーストねアルコール臭がしていたこと。
子どもたちの友人が来る時には
焼き立てのパンを振る舞ったこと。
いろんな思い出が蘇った。
そしてとうとう、
合唱が再開するまでの間、と
最低単位のチケットを購入して
通い始めたのだ。
つづく。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。