雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

マスク

地元のホール付き混声合唱団の練習が

ホール改修で3ヶ月の休みを経て

4月1日から再開した。

 


合唱といえばコロナで翻弄され

合唱用マスクなるものも

東京混声合唱団が開発したりして。

 


先月からマスクは個人判断となり

卒業式などでも外すことになった。

ただ、国歌斉唱や校歌斉唱は 

マスクをつけて、

あるいは事前録音した音源を流すことで

歌わないようだった。

 


さて、ずっと続けている女声アカペラアンサンブルでは

年齢が高い人も多く、

保守的というか用心深い人が多いので

まだ今でも練習はマスク着用だ。

ただ、広いホールや客席と距離がある本番は

マスクを外して歌っている。

 


他の合唱団の人にきいたら

もう練習でも外している団、

練習は部屋が狭いしマスク着用で

本番だけ外す団、

本番もマスク着用のままだという団、

それぞれだった。

 


話を戻すと、

練習が再開した地元の混声合唱団。

練習再開前にメールが送られてきて

練習でもマスクは外すことが認められた。

ただ、個人判断でマスク着用してもよい。

 


そして練習再開初日、

団長からの挨拶で

マスクを外して歌うことが基本だ、といわれた。

ただ外したくない人もいるので

マスク着用を禁止にはしないが

原則外してほしいという。

 


団長の言葉で

それまで殆どの人がマスクを付けていたが

8割、9割の人が一斉にマスクを外した。

 


外さない人も

「今日化粧してないから」

「口紅塗ってないから」と

次回からはちゃんと化粧して外す、という感じだった。

 


私はというと。

どうしても抵抗がある。

どちらかと言うと

自分もはずしたくないが

周りの人の飛沫を浴び続けることが恐怖だ。

 


その恐怖と

合唱をしたい、本番を迎えたい気持ちの鬩ぎ合いだ。

 


これって、もう仕方ないことだよね。

 


鍋料理が苦手という人がいる。

直箸で一つの鍋を赤の他人と突き合うなんて

考えられない。

実は私はそのタイプ。

 


それでも仕方なく鍋料理に参加しなくちゃいけない時もあり

出来るだけ人が触っていないところを食べたり

突き出しなどを突いたり。

雑炊も満腹だと断ったり、

頼めそうなら白米をいただいたり。

 


こういうのはもうその人の性分だと思うので

仕方ないと思う。

 


飛沫を浴びるのが嫌なら

合唱をやめるしかないし

合唱を続けたかったら

鈍感になるしかない。

 


コロナの時のスーパーコンピューター富岳の映像は

罪作りだったなぁ。

あの映像が離れないんですよ。

 


7月の本番の指揮者が挨拶がてら

指導にいらっしゃった。

指揮者やピアニストはマスクをしておられるのもまた不思議な現象。

 


そんな時、後ろからボソッと

「指揮者がいらっしゃってるのにマスクをしたままで、失礼ね。」と聞こえた。

 


そう、確かコロナ前は

マスクをしたままは失礼な行為だった。

 


それがコロナでマスクをしないのは非常識になった。

マスクをしない人がいて

飛行機がりりくできなかったり、

市議会だか県議会が中断したりした。

 


そして今、またマスクは失礼な行為になるようだ。

そのスピードにまだついていけない私。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。