続き。
https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2023/11/13/053320
桐の箪笥から畳紙に包まれた着物や帯を
ひたすら出して並べる。
数は思ったより少ない。
そういえば姑が亡くなった時
姑(弟1人、妹5人の長子)の妹たちがやってきて
死装束に一番新しく作った訪問着を着せて
あれこれ物色していたので
「お気に召すものがあれば形見にどうぞ」と言ったら
目ぼしいものは分け合っていたのだった。
畳紙を開かないまま並べるだけにして
後は買取業者に任せることにした。
引き出しには姑がメモをちゃんと残してあった。
道行コートだの
大島紬だの書いてあった。
きちんとした人だったんだな。
引き出しには
家紋がついたお盆や風呂敷が
大小様々なサイズであったり
舅の洋服がつまっていたり。
小引き出しにも
スカーフやハンカチ、
動かなくなった時計や
本物か偽物かわからない指輪やブローチが入っていた。
それらもそのまま並べた。
あとは舅が買い集めたらしい掛け軸や
水晶の観音様やら動物の置物、
鉄瓶や香炉なども、出せるものは全部並べた。
大した金額にならなくてもいい。
少しでも買取ってくれたら、
その金額に見合う食事にでも行き、
舅や姑の思い出話をしたら
供養になるのではないか。
さて、そろそろ買取業者が来る時間だ。
モラ夫も最初は在宅できない時間だと言っていたが
予定が前倒しになって在宅してくれている。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。