雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

植木の剪定と草刈り

亡くなった舅は庭いじりや植木の世話が好きだった。

毎日毎日剪定鋏を片手に

時には脚立だけでは足りずに

命綱をつけて木に登っていた。

 


姑は仕方なくだったかもしれないが、

そんな前栽の草引きをよくしていた。

 


そんな彼らが「ちょっとおかしい」と

認知を疑い出してから

庭や草木には全く興味なく

めんどくさいことからは逃げるモラ夫には頼れず。

かと言って草抜きは子どもの頃にやらされたトラウマで

絶対にやりたくない私は

シルバー人材センターという方法を見つけた。

 


初めて依頼したのはもう15年以上前だった。

その頃は庭は今の倍以上の面積があった。

 


下見と見積もりに来てくれ、

4人で朝8時から16時まで

休憩を挟んで5時間だという。

見違えるほど綺麗に仕上げてくれ

3万円を超えない金額だったと記憶する。

その後、だいたい半年毎に依頼してきた。

 


それから3年ほどして

舅姑が相次いで施設に入った。

先々を考え、庭の半分を潰して駐車場にした。

普通車ならうまく停めれば5.6台は停められる。

 


手入れする庭が半分になったので、

改めて下見と見積もりをしてもらって

3人で時間は変わらず朝8時から16時までになった。

 


ただ、人件費の見直しやら

草の処分費用の値上げで

払う金額はむしろ値上げした。

3万円を少し超えるくらいだった。

 


それから毎年少しずつ値上がりしてきて、

人数や時間は変わらないが

4万円近い金額になった。

しかも留守をしても勝手にやってくれるが

予定より早く帰宅したら、

4時までと言いつつ、3時にはもう誰もいなくなっていた。

 


シルバーだからってちょっとなぁ。

毎年頼んでいるから、ちょっとなぁなぁになってる?

 


そんな疑いを持ちながら

それでも自分ではできないのだし

プロの植木屋さんを呼ぶよりは安いのだからと

黙っていた。

 


しかし、一昨年、こんなことがあった。

 


つづく。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。