すっかり実家に寄り付かなくなった親戚。
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だが、妹の離婚&再婚だけで寄り付かなくなったわけではない。
父方の親戚は、
父がまだ子供の頃に両親が亡くなり
兄弟姉妹苦労したようだ。
姉たちは嫁いでいった。
父は高卒で銀行に就職。
弟には大学へ進学させた。
その頃母が嫁いできて、
妹を嫁がせた。
嫁入り道具は半分くらいは母が持参したものを持たせたらしい。
弟は分家させて、家を建ててやったらしい。
よくよく考えたら、父は立派な長男だ。
それに文句も言わずに仕えた母も。
だが、父は長男意識が高く、
本家の意識、親の代わりもしようとした。
実際そうしたのだが、
たまには行き過ぎる時もあった。
それで父方親戚からうとまれ、少し距離ができた。
法事やお正月の集まりの後も
親戚はそそくさと帰る。
そのあと、みんなで他所で飲み直したりするようだった。
父以外の叔父叔母家族でマイクロバスを借り切ってみんなで旅行にいったり。
うちは誘われず。
なのでお正月に集まっても
私と妹は他の従兄弟と馴染めなかった。
私と妹以外の従兄弟がみな仲良く
「この夏の旅行は楽しかったね」
「この間、○○ちゃんったら。」など
共通の話題があったりして
入っていけなかった。
お正月や法事でも私と妹はいつもポツンと
台所の隅にいた。
別の部屋にいると母から
「手伝いなさい」
と叱られるし。
何かしようとしても
叔母たちから邪魔だから子どもは遊んできなさいと言われた。
叔母たちは、うちの台所で働くふりをしながら
色々物色したり
ずっとお茶を飲んで喋っていた。
そんな母のイライラは私や妹に当たりやすかった。
つづく。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
