雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

3年ぶりの発表会

娘が中高の6年間お世話になったピアノの先生、ヤマ先生の発表会。

 


ちょうど19年前に第1回発表会があった。

ヤマ先生は、元々音大の教授だったが、

派閥争いに巻き込まれ失脚し

大学を追われてしまったらしい。

 


小学生の時に習っていた地元のピアノの先生の恩師で

その先生からの紹介だった。

 


大学を追われたヤマ先生は、

支援する卒業生数名と、

卒業生が紹介した孫弟子(当時は娘だけ)で

新たな門下を立ち上げられた。

 


第1回の発表会は市民会館と聞いていたが

ホールに行ってもそれらしい催しはなく、

警備員さんに聞いてたどり着いたのは

併設されていた図書館の下の音楽室のような場所だった。

 


こんな先生を紹介されて、

こんな寂れた門下に入れられて

娘は将来ピアニストになれるのかと心配したが、

なんだかんだで今年は19回目だった。

 


娘も中高と大学に進んで別の先生についても

大学院を卒業してピアノを教える立場になっても

仕事で行けない年以外は出来るだけ参加した。

 


後輩もできたし、

社会人になってピアノから疎遠になった人もいるが、

紹介やらで新しい大人の生徒も増えたり

卒業生が孫弟子を連れてきたりして

年に一度、母やらも一緒に同窓会のようだ。

 


去年は娘は仕事で不参加だったが

私は結婚の報告がてら聞きに行き

打ち上げにも参加した。

 


今年は会う人会う人に実は、と

離婚を報告せねばならなかった。

報告しながら、去年はまさか一年後にこんな展開になっているとは。

 


来月の娘の演奏会のチラシを配り

娘は演奏会で弾く曲の中の数曲を発表会で弾いた。

 


ここ10年くらいは発表会のホールも定着してきたし、

打ち上げのホテルも定着してきた。

 


また来年、といつものメンバーと別れた。

来年は娘は仕事と被らず参加できるかな。

どんな生活になっているのかな。

明るい未来だといいな。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。