雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

新しく買わなかった

実は先月、老眼鏡を作り直したのだが。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2024/03/18/083110

 


遠近両用と老眼鏡を1本ずつ新しくするつもりが

度数もそんなに変わらなかったのと

古い老眼鏡もクリーニングしてもらったら綺麗になってまだまだ使えそうだったので

2本、遠近両用を作った。

 


失敗だった。

 


今思えばなぜ2本作ったのか。

割引があったわけでもないのに。

以前老眼鏡を作った時は

持ち運び用や家でもあちこち置いておくのに

2本作ったのだがそれは便利だった。

 


だからメガネ=2本作る

という図式が私の頭の中にできてしまっていたようで。

 


娘と一緒に買いに行ったが

「遠近両用2本いる?」

「老眼鏡を新調しないのなら2本必要?」

娘は確かに何度かそう聞いてくれて

私もちょっと、本当に2本とも遠近両用でいいのかな、と

頭をよぎったのは確かだが。

なぜか考え直せなかった。

フレーム選びで舞い上がっていたのかな。

店員さんの

「遠近両用のレンズは在庫がなく、

取り寄せに時間がかかるし

割れたり曲がったりしてもすぐに手に入らないから

予備に作られる方も多いですよ。」

何でセールストークに煽られた。

 


実際、1週間出来上がるまでにかかったのだが。

 


結局、遠近両用が必要な場所は1箇所しかない。

割れたり曲がったりしても

1週間なくてもそれほど困りはしないはずだ。

近眼や乱視のように運転に必要なわけじゃない。

むしろ運転時に着用してはいけないし。

 


クリーニングしてもらって新品同様に思った老眼鏡も

帰宅してから使ってみると

やっぱりあちこち小さな傷や汚れもある。

 


完全に間違えた。

失敗だ。

 


今までなら。

きっと諦めて新しく老眼鏡を一本

あるいはもしかしたら2本新たに作ったかもしれない。

古い老眼鏡は捨てるのは勿体無いからと

あちこち各部屋に置きっぱなしになるか

あるいは捨てられずに箪笥の肥やしになってしまっただろう。

 


だけど、今の私は違う。

 


遠近両用を持って眼鏡店へ。

事情を話し、レンズだけ交換してもらえないかきいてみた。

本来、半年以内に度数が進んだなどの場合

無料でレンズ交換してくれるが

遠近両用から老眼鏡は適用外。

もちろん無料交換など期待していない。

 


新たに作るのと値段が変わらないとか

逆に安くなるなら買い替えるが

遠近両用2本のうちの1本を

老眼鏡に作りかえて欲しいだけだ。

 


聞くとまるまるフレームから新しく買うのより

半額程度でレンズだけ老眼鏡に変更してもらえるという。

 


という事で、

遠近両用のうちの一本を

老眼鏡に作り替えてもらった。

それは外出に持って行くことにし、

古い老眼鏡はパッチワークをしている部屋や

リビングに置いておくことにした。

 


本当は老眼鏡もミニマリストなら一本しかもたないだろう。

一本捨てて2本にしたいのはやまやまだが

なくても困らないが、あれば便利だ。

 


還暦記念品として新調した眼鏡。

結局作り直す羽目になったが、

自分の失敗を認めて

新たに買い直すのではなく

ちゃんと作り直したこと、満足している。

 


服を買わないチャレンジが

何だか良い方向に進んでいるような気がする。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。