雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

姓が変わるのね

一年前には母娘関係が崩壊するほどに

行き詰まっていた娘の婚活だが。

あれよあれよという間に

10月には引っ越しをして

良い日だという日に入籍することまで決まった。

 


娘を結婚させた友人に色々聞くと

やはり苗字が変わったことを実感した時

一番寂しいと思ったという。

 


仕事の関係で

まだ娘が実家にいるが、入籍をした時、

娘宛の封書の苗字が結婚相手の姓だったのを見た、

娘と買い物に出かけて娘が財布から出したクレジットカードが

結婚した姓になっていたのを見た、

そんな時に急に寂しさが込み上げたという。

 


そんな話を聞いていたのである程度覚悟はしていた。

 


が。

予想外のことがあった。

 


娘は音楽教室や大学で教える傍ら

いろんな伴奏やソロでもピアノを弾いている。

 


いろんな人がいるが、

苗字は変わっても、演奏活動は旧制のままの人も多い。

私も娘は当然そうするものだと思っていたが、

入籍後に受ける仕事からは

本名の婚家の姓にする、という。

 


「でも検索に引っかかるほうが

演奏活動も増えるし、旧姓のままの方がいいんじゃない?」と

少し抵抗してみた。

 


娘がいうに

娘は大学などで教える仕事もするし

教える仕事は事務的にもちゃんと新姓でする。

最初は違和感があってもすぐに新しい姓で呼ばれるようになる。

音楽教室でも大学でも、生徒は数年で入れ替わるし。

そんな時、例えば演奏会のチラシを生徒に渡しても

「誰?」ってなる。

旧姓の名前で有名すぎるくらい芸名くらいに通用するならともかく。

今だって検察したら出てくるけれど

有名人じゃないし

新しい姓になってからも地道に仕事するから

新しい姓でも検索されるようになるだろうし。

 


とのことだった。

 


そうなんだ。

反論はできず。

予想外のダメージ。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。