雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

気弱になったモラ父③

つづき。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2023/06/11/045350

 


なんとか父の「石の順番」が大事なブレスレットも

多分こうだっただろうと作り上げた。

 


パワーストーンは諸説あるものの

私がストーン屋さんで作ったときも

好みの配列や

流行りの配列などを考慮して

適当に作ってもらうのだ。

 


気が済んだ父は大音量でテレビを見る。

 


ちょっと気を使った母は、

ちょうど配達されてきた某食品会社の

株主優待の品々を開封し始め、

インスタント味噌汁やお茶漬け海苔を

「これ、いるか?やろか?」と手渡してくれた。

 


「なんでや!そんなもんやらんでいい!うちも食べる!」と父。

 


お茶漬け海苔くらい自分で買いますよ。

そもそもそんな使わないし。

頂きものであれば賞味期限が過ぎる前に食べ切るようにするけど

なけりゃないで困りもしない。

 


そうやって渋ってくれなくて

結局、賞味期限ギリギリだったり

下手したらすぎたものをくれたりする。

 


娘など割と敏感で

お茶を一口飲んでお茶っ葉を確認したら 

賞味期限が二年切れていたり

インスタント味噌汁も出されたものを確認したら

かなりの確率で賞味期限が切れている。

 


長居は無用と

そそくさと帰ってきた。

 


もしまた不備があればやり直しに来ると言い、

買ってきたテグスはまたゴムが伸びたら使うようにと置いてきた。

やり直しは私がするから

実家の裁縫箱にでも入れておいてもらうように頼んだ。

 


帰宅してしばらくしたら

父からLINEがきていた。

 


なんだろう、ブレスレットが切れたりしたのだろうか。

 


「今日はブレスレットのゴムを替えてくれてありがとう。」

 


なんだよ。

わざわざLINEで送ってこなくても

もうちょっと実家にいるうちに

ありがとう、と一言いって

気持ちよく接してくれたらいいのに。

帰ってからお礼のLINEいれられても。

 


私の顔をみるといつまでも怖い父と

ダメな娘、自分の娘なら何しても良いの構図が

父の頭から抜けないのだろう。

 


だがいざ私が帰ってしまうと

今後ますます父自身歳をとり

私に頼まねばならぬことも増えてくるはず。

また自分から頭を下げずとも

今回のように自分から実家に来て

頼まずともやってほしいことをする娘を

もう絶対行くもんか!と思わせるのは得策じゃない。

そう考え直したのだろう。

 


実際、怒鳴り散らし偉そうにして

そそくさと帰ってきた私。

 


母がお礼のつもりで

届いたばかりの株主優待の品を持ち帰らせようとしたのに

やるもんか!と手ぶらで帰し

たかだか154円でもテグスをわざわざ買ってきて

残りを置いて帰った娘に取る態度ではなかったと

少し気弱になったのかも。

 


また10月にダイヤモンドプリンセスクルーズらしいし

また困ったら呼び出したいのだろう。

 


めんどくせ。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。