雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

してもらうよりするほうが幸福度は高い

親切と言って良いのかどうかわからないが。

 


雛子が、使いっ走り団長をしている

女声合唱団。

コロナ禍で大阪に緊急事態宣言が出ていることもあり

4月末から練習は休みになっている。

 


メンバーは雛子より皆高齢。

一番歳が近いのが、それでも5歳上の60代。

一番上は84歳。

何と父と同い年だ。

それでも歌に関してちっとも年齢は感じさせない。

マジャール語もイタリア語もフランス語も

ラテン語も堪能で

皆、読み方が正しいかは彼女に確認するくらいだ。

 


だが、つい数ヶ月前、

90歳を超えたご主人が

急に倒れて病院へ運ばれ

翌日にあっという間に亡くなった。

息子さんは1人は関東に

1人は同じ関西にいらして

なんだかんだと帰ってきてくださっているようだ。

それでもコロナで合唱や編み物やヨガ、

全てが休みになり

パワフルに色々出かけていたけれど

ステイホームで

ランチに行ったりもなかなかできない。

 


きっとずっとお一人でステイホームは

寂しいだろうなあ。

 


皆、心配はしているが、

かと言って何もできず。

 


そんな時、

すっかり最近のマイブームになっている断捨離・片付けで

古い絵葉書をみつけた。

正確には、去年の緊急事態宣言中に片付けして

汚くなったものなどはかなり処分し

思い出の詰まったものや

比較的綺麗なものを整理しておいた。

 


そうだ!絵葉書を出そう!

 


本当は季節の絵を描いてみたりして

絵手紙を出せたりしたらオシャレなんだけど

とにかく筆を持って絵を描く字を書くのは

からっきり苦手だ。

 


何ということはない戯言を

一言書いて出した。

 


そうだ!

緊急事態宣言はどうやら延長しそうで

合唱の練習再開も延期になりそうだ。

 


週一回、毎週の練習日の火曜日には

合唱団のグループ LINEに

近況報告などを書いて

皆、一言ずつ色々書いては楽しみになっている。

 


ついでに団員みんなにも、

絵葉書を出してみた。

中途半端な切手しかなくて

わざわざ郵便局まできれいな切手を買いに行ったりして。

 


自己満足かな。

そうだろうな。

してもらうよりするほうが

幸福度は高い、というのは確かだ。

 


自分勝手だよね、私って。