雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

避難所に行く?

さて、非常持ち出しリュックについて

特にリュックを準備することはしないが

自宅でしばらく凌げる準備はしよう、と。

 


「落ち着いたら避難所に行けば」というのが

非常持ち出しリュックを準備しない友人の言葉だったが。

避難所か、と考えてみる。

 


我が家は町名が変わる境目あたりに住んでいる。

本来、N小学校区域に分類され

選挙の投票所などもN小学校だ。

 


だが明らかに隣町のT小学校が近く

子どもたちは市役所に申し出てT小学校に通っていた。

 


お祭りのだんじり

本来寄付をして曳くべきだんじりはN町のだんじり

だが小学校の友達はT町のだんじりを曳く。

友達に誘われたからとてT町のだんじりは曳け

ないし

N町のだんじりには友達がいない。

なので子どもたちも地元のお祭りとも疎遠だった。

 


また田舎でN町には町の会館があるが

うちの5町会は少し離れていて

1町会から4町会で会館運営をしていて

4町会のサポートという位置付けだった。

年2回の草刈りと年1回の会館掃除、

4年に一回の秋祭りの炊き出しなど

4町会のサポートでの参加だった。

 


それも、コロナ前から次第に町会を抜ける家が増え、

最終的に3軒だけになって5町会は解散消滅した。

 


町会を抜けても、何も困ることはなかった。

掃除や草刈りもなくなったし、

そもそも自分の家の周りは各自やる。

葬式も昔とはやり方が変わったし。

ただ、田舎で車がなくちゃ生活できず、

家のガレージから車に乗って出かけるので

ご近所との接点は全くと言って過言ではなく、

なくなった。  

都会のマンションの「隣は何をする人ぞ」と同じだ。

 


うちは農家でもないし。

元々、もっと山間の本家から3代前に分家して山を降りたので

墓もN町にもT町にも無い。

お盆やお彼岸に来るお坊さんのお寺も

近所とは違うお寺だし。

 


さて、避難所と一言でいっても

いったい我が家はどこに行けば良いのか。

町会を抜けたN町の会館にも行きにくい。

何も無い時でも4町会のサポートとかで

会館は年1回の掃除以外利用すらしていなかった。

近いからとてT町の小学校やましてや会館にも行けない。

 


ちょっと遠いが市役所に行けば良いのか。

市役所は市役所でその近所の住民の避難先になっているのか。

 


やっぱり鉄筋だし、多分簡単には倒壊しないであろう我が家で

なんとか凌ぐより他ないだろう。

 


田舎は人のつながりが、というが

それゆえに縄張りがはっきりしているし

顔が知れているからこそ

しれっと潜り込むのは難しい。

だれもどこも頼れないということだ。

 


それに嘘か本当か、

避難所によっては持っている食料品や日用品は

一旦全て回収して、平等に分配する、という話も聞く。

なけなしのお菓子や水を差し出してしまい

困ったという噂もある。

 


平等に分配と言っても

結局、後期高齢者がいる家庭や子どものいる家庭が優先され、

60代夫婦2人だけなら、もしかして娘がいても

1番優先されない家庭状況で後回しになるだろう。

 


それなら家でなんとか凌ぐほうが気楽で良いのではと思う。

やっぱり保存できる食料品や水など

ストックは多めに持っておこう。

そう思ったが、今はスーパーにもドラッグストアにも

ペットボトルの水は売り切れで手に入らない。

皆考えることは同じかな。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。