雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

焼け石に水な片付け

娘が離婚を機に一人暮らししたいと言ったとき、

真っ先に候補に上がったのが

昔、妹が婿養子を取って実家の敷地内で新婚生活を送った実家の離れだった。

 


妹も娘とよく似ていて、

早々に離婚することになった。

離婚後も数年離れで暮らしていたが

今のご主人と婚活で知り合い

再婚して実家を出た。

 


あれから30年。

 


離れは妹の荷物もまだ残ったまま。

その上に母が新たに増えた物置スペースとして

どんどん荷物を侵食していった。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2024/02/20/113717

 


下水工事も済んでいなかったから水回りも手入れしなくちゃいけなかったし、

オール電化になった実家で

プロパンガスの台所に電気をひかなくちゃいけなかった。

そもそも片付けられる量の荷物ではなかった。

とても娘が住める状態ではなかった。

 


それで結局、父が所有するハイツに空きが出て

そこに娘は住まわせてもらうことになったのだが。

 


両親は、もしかしたら孫娘が敷地内で一緒に住むかも、と

淡い期待をしたようだが

離れがそんな状態で結局無理だったこともあり、

少しずつ片付ける気になったようだった。

 


とはいえ、いくら元気でも高齢な両親。

父は「自分で片付けるのは無理」と言い切り

亡き後は業者に入ってもらって全て捨てる、と

私は宣言した。

片付けなくてもいいから

子や孫に持っておいて欲しいものがあるなら

それをわかるように別に仕分けするなり、

生前に渡すなりしてくれ、と言っておいた。

 


それでちょっとでもと考えたのか、

母が洋服を持ってきた。

少しでも片付けようと思ったらしい。

 


新品だと言うTシャツやカットソー3枚。

数回しか履いていないというパンツ3本。

 


幸い私は太ってしまって母のサイズは入らないので

それらは全て妹に押し付けられた。

 


ごちゃごちゃ言わずに全て持ち帰る妹。

「持ち帰らないと結局実家で捨てないから」と。

電車を乗り継いで帰るのに申し訳ない。

 


結局ツキイチ恒例の実家詣で

数枚ずつ洋服などを持ち帰ったところで

焼け石に水

最終的には業者に頼んで全て処分になるんだろうけど。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。