雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

焦っているような父

ダイプリクルーズもそうだが、

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2023/05/22/082117

 


87歳になった父は

後何年元気に動き回れるのか

後何回旅行に行けるのか、などなど

焦っているようにも思える。

 


確かに私たち以上に

「今やらなくていつやるの?」

今でしょ!」と思う気持ちはよくわかる。

 


だから妹と私をダイプリクルーズのお土産を取りに来いと呼び出したのだが

いくと両親ともマスクをしている。

コロナ禍でも

「ここは俺の家だ、マスクなどなぜせねばならぬ。」と

ノーマスクだった両親。

それが嫌で、私はコロナ禍は殆ど上がることなく

玄関先で逃げるように帰ってきていた。

 


おかしいな、と思ったら

やっぱり声がおかしい。

 


「風邪引いたの?いつから?」ときいたら

下船してからだという。

決してクルーズで風邪を引いたのでは無いというのたが、

病院にいくでもなく

両親、特に母は

しょっちゅう咳こんでいる。

マスクはしているとはいえ、気になる。

 


そして父は数年前に公式同窓会が解散し

まだまだ元気な5人ほどで毎月食事など集まっていたようだ。

順番に幹事をしているらしいが。

 


そのうちすぐに1人が施設に入って抜け、

年明けには食事に行った帰りに気分が悪くなり、

そのまま救急搬送されて亡くなったという。

残った3人で、それでも毎月集まっているようだが、

もう数日後の約束なのに

今回の幹事役の人が動かないと

父がイライラ。

 


いや、そんな咳をして

枯れた声で行くの?

 


父はきっと心配しているのだ。

今回欠席したらまだ店も決まっていないのなら

じゃあ今月はやめとこう、となるだろう。

来月仕切り直して店を決めてくれたらいいが、

このままなんとなく集まらなくなるのではないか。

かと言って幹事の順番抜かしをして動く気は父には無いだろうし、

毎回父だけな幹事をするのも変だ。

 


側から見たら、もう潮時なんじゃないの?

そう思うが、

父にしたら一つずつ続いていたことが

なくなっていくのが寂しいのだろう。

 


車の運転も来年1月の更新はせずに

車を降りると言っている。

そうなればやはり行動範囲は狭くなる。

それも寂しいのだろう。

 


モラ夫の両親のように

すっかり認知になったり

寝たきりで10年近くベッドで過ごすのも辛いが

歳の割に元気が災いし

残されていくのも辛いだろう。

 


行けるうちに、できるうちに、と

焦っているのがよくわかる。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。