雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

仕事ができない人④

つづき。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2023/03/23/073505

 


またまた数日後、彼はやってきた。

 


モラ夫の委任状をとりに、

息子の住所変更の用紙を持って。

 


モラ夫の委任状と2人分の運転免許証のコピーをみながら

モラ夫の家族登録制度の書類を作る。

 


ホンマにそれ、会社で先に作ってこれんの?

 


そして作ってきたという私の家族登録の用紙を渡された。

保険証書を預かって帰るという。

 


彼に預けて大丈夫か?

保険証書を渡して大丈夫か?

 


預かり証をじっくりと確認して

恐々、保険証書を渡した。

 


息子と娘名義の保険証書やモラ夫の保険証書は

持って帰らなかったが

それは預からなくて良いのだろうか?

なんだかよくわからないが。

 


そして帰るのかと思いきや、

おもむろに何か書類を出してきた。

学資保険がこの4月から新しくなる、という。

 


いやいや、私はもう学資保険に散々お世話になって

もううちには学生はいない。

 


「ちなみにお孫さんは何人いらっしゃいますか?」と。

 


娘はまだ結婚すらしておらず

息子は去年結婚したが、まだそんな話は聞いていない。

 


孫はおりません。

 


そういうと

「息子さん結婚されたのでは?」と。

 


これ、もし息子夫婦が不妊治療などしていたら

随分不躾で無神経ですよね。

 


「あ、そうでしたか。

去年ご結婚とおっしゃっていたので。

これは申し訳ないことを聞いてしまいました。」と。

 


え?あ、申し訳ないことなの?

 


そういえば通っている整骨院でも

似たようなことがあった。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/12/02/062308

 


そそくさと学資保険の書類を鞄にしまい

申し訳ないと謝る外交員。

 


仮に孫が産まれても

その子の学費を工面するのは親である息子夫婦だ。

もちろんご時世もあり、援助する祖父母は多いだろう。

自分もお祝いという名目で

きっとたくさん援助するだろうと思う。

だけど、学資保険に入り、将来の学費に備えるのは

親がすべきことだ。

 


学資保険に入るのは親がすべきと考えているので、

仮に孫が産まれても私が学資保険に入ることはありません、といったら、

慌てて帰って行った。

 


そんな気を使われることなのか。

なんだかまた悲しくなってしまった。

 


つづく。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。