雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

身内が一番信用できない⑥

つづき。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/06/18/052951

 

 

 

そうして当日、合唱団の練習の後

実家へ行った。

 


合唱団の練習後、少し友人と雑談をしてしまい

本当は途中コンビニで何か買って車内で食べる予定が

その時間もなく慌てて行った。

 


ちょうど目の前を妹が歩いて

実家へ入るのが見えた。

ほんの1分か秒かの僅かな時間だったが、

実家の玄関で母が待ち構えていたようで

ポチ袋に入った何かを押し問答しながら

妹に握らせた。

 


ああまたやってるな。

堂々とあげるならあげる、

秘密にするなら完全に秘密にする、

どちらかにすれば良いのに。

ああそうか、私が気を利かせて

もう一呼吸待ってから実家の玄関を開けるべきだったのね。

 


実家の滞在中の3時間は

母が株を買った話やら

電子レンジを買い替えた話やら

テレビも大型テレビになっていて

YouTubeもテレビで見ている話やら。

秋にはまたクルーズ船に乗る話や。

大型テレビでクルーズのYouTube

ひたすら鑑賞させられる。

 


「これ、何時間?」と頭をよぎる。

昼食も抜き、

家に帰ればいくらでもやることはあるのに。

興味もないクルーズのYouTubeをみながら

父の解説を延々と聞く。

 


まぁこれが親孝行の一つなら

そう割り切れば良い。

 


妹とも相変わらず差し障りのない話を適当にした。

 


やっぱりものすごく疲れた。

 


本当に、なんでこんなに信用できないのだろう。

血の繋がった両親と妹を

一番身構えて、一言一言の裏を読み

顔色、声色を見てしまうのか。

本当は一番安心してなんでも話せる人なはずなのに。 

 


そしてそれが本来なのに

自分は・・・と考えると落ち込んでしまうのだ。

 

 

 

今日も読んで頂き、ありがとうございました。