不注意で欠けせてしまい
悩みに悩んだ挙句
金継ぎをしてみる事にした。
転んでもタダでは起きないというのか
結局あれこれと話が進んでいき
金継ぎ教室
それもホテルでの出張教室でランチ付き。
なんだか楽しみが増えてしまった。
友人ヒロコさんにたまたまその話をして
金継ぎ教室に申し込んでしまった経緯を話したが、
誘ったと思われたのか
「ごめんね、割れたり欠けたりした食器持参なんでしょう?
思い当たる食器無いのよ。
無理に何か割るわけにもいかなくて。」と
申し訳無さそうに言われた。
聞いてみるとその友人ヒロコさんは、
よく華道やら洋裁やらの集まりに出向いているが
講座の後にランチ、ということも多いらしい。
ヒロコさんと一緒に参加したお友達が
「急ぐから」と講座の後ランチをキャンセルしたと。
ヒロコさん、一人でランチなんて嫌だ。
他はみんなお連れがいるのに、
隣に座った人が気を使って話しかけてくれたらいいが
皆、お連れ同士喋りながらランチしていたら
一人で食べるのなんて辛すぎる。
だからヒロコさん、
ランチ代も返ってくるわけでも無いのに
そのまま帰ってきた、というのだ。
へーへーへー、そうなんだ。
そのランチがどんな雰囲気なのかわからないが、
私なら一人でも平気かも、と思った。
おひとりさまでちょっと気後れしたり
急に寂しく孤独に感じたりすることは
もちろんあるけれど。
私が申し込んだ金継ぎ教室。
午前中は金継ぎの歴史や
金継ぎについての講座があり、
少し練習。
ホテルランチの休憩を挟んで
午後は金継ぎの続き。
仕上がった人から随時解散らしい。
多分私は欠けた部分を埋めて
金を塗るだけなので
もしかしたら午前中だけで終わってしまうかもしれない。
私は、手は速いし。
まぁそれならそれで、
ランチを楽しんだ後は
ゆっくりウインドショッピングでもしたり、
お腹に余裕があるなら
美味しいコーヒーでも飲んで帰ろう。
時間が合うなら映画を観て帰るのもアリ。
美術館は何かやってるのかな?
なんて、結構おひとりさまを楽しむ気も満々。
まぁ人それぞれだね。
話は随分それたけれど、
言いたかったのは
パリンと割れたりしたら諦められるけど
そんな高価でも手に入らない物でも
記念のものでも無いのに
勿体無い、捨てられないと感じたということは、
そして同じものをまた買ったということは。
これはつまり
気に入ったもの、好きな物を
きちんと普段から使えている、
好きな物と暮らせているということではなかろうか。
良い暮らし方ができているということではなかろうか。
ちょっと嬉しいね。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。