雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

モラ夫の正体④

つづき。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/04/08/060225

 


私の車で私の運転で

実家へ車を停め

最寄りの駅まで徒歩2分。

改札口であらかじめ購入してあった

安売りチケットをモラ夫に手渡した。

 


そうして予定の電車に乗った。

 


途中、アナウンス。

「〇〇駅と△△駅の間の線路に人が立ち入り

安全確認にために電車は一時停車します。

安全確認後、運転再開します。」という。

 


余裕を持って乗り換え案内アプリで調べてあるし、

息子との待ち合わせ自体

顔合わせの30分前なので大丈夫だろうが。

 


電車は約5分遅れで終点に到着。

 


モラ夫を連れての移動になるので

一番乗り換えがスムーズな経路を選択していた。

 


それでもまだこれから地下鉄に乗り、

大阪駅から京都までJRに乗らねばならない。

 


乗り換えは少し早足で行きたいところだ。

 


最寄り駅から終点に到着し、

人混みの中を改札口へ。

改札を出て後ろを振り返るがモラ夫の姿がない。

キョロキョロ見渡したがモラ夫がいない。

電車を降りたところまでは確認したが。

何をぐずぐずしてるのだろう?

改札口へ引き返した。

そもそもICカードVISAカード専用改札口が増え、

切符の磁気改札は限られている。

 


改札口内にモラ夫がいた。

背広のポケット、

ズボンのポケット、

ワイシャツのポケットを漁っている。

 


切符が見当たらない様子だ。

改札口の中から

「お前に渡しただろ?」というジェスチャー

 


「貴方が持ってるでしょ?」と

大きく首を横に振って否定。

 


「ないなら駅員さんがいる駅員室へ」と

そちらを指差して行くように指示。

私も改札口外から駅員室へ向かう。

 


待てど暮せどモラ夫が駅員室へ来ない。

 


もう、いったい何をしているのか、

と思っていたら

改札口からモラ夫が出てきた。

切符があったようだ。

 


ただでさえ5分延着しているのに。

 


少し遅れているから、と早足で地下鉄へむかう。

 


つづく。

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。