雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

方向音痴②

方向音痴です。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2022/02/24/074813

 


こんなこともありました。

小さい頃です。

 


家族で、電車に乗って出かけた帰り、

ウトウトして目覚めると

自分が思う逆方向に電車が走っていることが多いです。

 


電車の座席は横向き7人掛けなので、

確か居眠りする前は向かって右に進んでいた記憶なのに

目覚めると左に進んでいるのです。

 


そもそも乗り換えなどした場合、

思っている方向と逆に電車が動く事は 

たびたびありました。

「この電車で合ってる?」と

親に確認することもしばしば。

 


それは大人になった今も

普段使う路線なら周りの景色でわかりますが

あまり乗らない路線など、

あれ?と違和感を感じることは未だによくあります。

 


特急や急行でウトウトして目覚めたら

自分は大阪に向かって帰っているのか

三宮や河原町に向かって出かけているのか

一瞬わからなくなる事があります。

その度に乗り間違えたのではないかと不安になるのです。

 


そんな子ども時代、

最寄り駅に到着し、ホームに降り立ちました。

電車の中ではウトウトして

まだ寝ぼけていたようにも思いますが。

 


当時、上りホームと下りホームがあり

自宅は下りホーム側にありました。

上りホームに行くには踏切を渡っていきました。

上り下り両方のホームの端っこに駅員さんがいました。

切符はまだ手売りでした。

 


それが下りホーム側の中央に駅舎ができ、

券売機なるものが設置。

下りホームから上りホームには

階段で跨線橋で移動する様になりました。

 


それで余計に頭がややこしくなったのでしょう。

その日、電車からホームに降り立ち

下りホームだったのに

何故か上りホームにいる錯覚を起こしました。

ホームの移動は跨線橋になったので

慌てて階段を駆け上り跨線橋を渡りました。

 


が、当然私が移動したのは上りホーム。

改札口はありません。

向かいのホームを見たら

両親と妹が改札口を出て行くところでした。

 


慌てて階段をまた駆け上り

跨線橋を渡って下りホームへ戻りました。

 


当時は改札口も手作業だったので、

顔パス?で出ることができました。

慌てて家族に追いつくと

いきなり父に怒鳴りつけられました。

 


新しくできた跨線橋を渡りたくて

自分勝手に跨線橋を渡りに行ったのだと

勘違いしたようでした。

 


方向がわからなくなってホームを移動したと言ったのですが

すぐにバレる嘘を言い訳にしたとさらに勘違いされ

最後には殴られる羽目になりました。

 


それにしても今思えば酷い話です。

 


子どもがただならぬ顔で跨線橋に向かって走り出したら

「どこいくの?」

「そっちじゃないでしょ?」と

一言かけてくれても良さそうなのに。

 


アホなやつが嬉しがって跨線橋に行ったよ、

ほっとけほっとけ

改札出られなくて困ればいいんだ、

という具合でしょうか。

 


方向音痴は捨てて行かれる、

助けには来ないんだな、

と肝に銘じました。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。