雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

方向音痴①

方向音痴です。

思い起こせば小さい頃からそうでした。

 


小学校入学のあと、

当時は集団登校、自由下校でした。

が、最初の子どもだけの登校日

帰り方向地区別に途中まで先生が送ってくれました。

 


当時、近所の同級生は

小学校の隣の市立幼稚園に通う子が多かったのですが、

母のママ友事情からか、

送り迎えや園の掃除に駆り出されるのが面倒だからか、

家の前まで園バスがくる隣町の私立幼稚園に通っていました。

 


なので、同じ地区に友達はおらず。

 


運動場に集められ、地区別に分かれて並び

先生の先導で下校し始めました。

 


なんとなく逆方向な気がして、

景色も来た道と逆から見ると全然違ってみえて、

「私、ここの班じゃありません。

間違えました。」と

早々、班から離れました。

 


そして全く逆方向の

初登校日に仲良くなった子について行ってしまいました。

 


昔のことで、先生ものんびりしていたようで、

「あら、あなたもこっちなのね。」と。

 


下校し始め、近い人から一人抜け二人抜け。

そうこうしているうちに先生も学校へ戻ってしまいました。

 


途中から、やっぱり間違えた、

最初の班で正しかったんだ、と気づくも

言い出せず、

いや、最初の班は方向が違うはず、

もしかしたらこの先の角を曲がったら

知ってる風景があるかも、という変な期待。

 


仲良くなった子と最後の二人になり

その子も家が近づき

「バイバイ」と言われて

不安が一気に押し寄せ泣いてしまいました。

 


優しいその子は、近くのお店に

道を聞いてくれましたが、

教えてもらったところで帰れるわけもなく。

交番まで連れて行かれました。

が、警察だってそんな暇ではなく。

 


結局その子が学校までまた一緒に帰ってくれ、

ちょうど運良く2つ年上の近所の友達が下校するところ。

一緒に帰ってくれました。

 


本当ならお昼前にとっくに帰宅できたはずなのに

帰れたのは2時前だった記憶があります。

 


学校までは山を越えて2キロ。

子どもの足で30分はかかりました。

 


遅くなった帰宅に母はオカンムリ。

でも方向がわからなくなって

という経緯を話したものの

方向がわからないなんて、頭が悪い

道を覚える気がない、努力がない、と

一方的に叱られただけでした。

 


心配とかしなかったのかなあ。

心配したから怒っていたのか。

単に昼ごはんのタイミングがズレてイライラしたのか。

謎です。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。