雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

お雑煮

私の実家では

お雑煮は白味噌

 


雑煮大根という細い小さい大根と

金時人参

輪切りにし、

里芋は丸いまま、

豆腐はきっちりサイコロ型に切るが

お餅も丸餅。

 


仕上げは一家の長がする。

 


婚家では

一家の長がするならわしはなく

姑が全てやっていたようだ。

 


姑はせっかくの雑煮大根を半月に切り

金時人参も半月に切った。

里芋も小さめに切り

豆腐になぜか薄揚げやわかめまで入れた。

時にネギまで散らした。

 


私に言わせると

お雑煮というより

餅入り白味噌汁だ。

 


そんな姑が作るお雑煮は

なんだかごちゃごちゃと品がなく感じ

すっかり台所を任されたのだからと

年々私が取り仕切り

ようやく結婚15年くらい経って

お雑煮を好きにできるようになった。

 


だがそうなってからもしばらく

いざお雑煮を作ろうと思ったら

何か忘れてる気がして

実家に電話して確認したりした。

 


ちなみに妹は、

結婚相手に合わせて 

すまし汁に 

焼いた四角い餅、三つ葉だけの簡単なお雑煮らしい。

 


結婚して何年かは1月2日に

白味噌のお雑煮を作ったりしたらしいが

今ではすっかり

白味噌のお雑煮は作れなくなったと言っていた。

 


こうして昔からの記憶に刻まれた

いろんなことが省略されていく。

いや違う、変化していくんだ。

時は流れ

時代は常に進化している。

自分だって。

 


今日も読んで頂き、ありがとうございました。