雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

噛み合わない家族(実家)⑥

妹は両親の反対を押し切り、

親戚との不仲も解消できないままだが

何はともあれ結婚して実家を出た。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2021/10/20/062050

 


新婚旅行にも行き

お土産もいただいた。

 


さぁ、結婚はしたものの

それからが大変だった。

 


何が大変かというと

両親の子どもを作れコールだ。

 


妹のご主人は子どもができない。

それは結婚前にちゃんと報告しなかとはいえ

ちゃんと明るみに出ていたことだし、

両親は結婚を白紙に戻そうと画策したものの叶わず

最終的には認めたはずだ。

つまり妹に子どもはできない、

それは認めたはずではなかったのか。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2021/10/19/052339

 


しかし、そうではなかったのだ。

妹が実家に行ったら必ず子どもの話になる。

どこで調べたか、

慶応義塾大学の医学部附属病院では

医大生から提供された精子を使い

非配偶者間人工授精を行なっているという。

それを勧めてくるのだ。

 


それにかかる費用は全て実家が出すし、

その結果、妹の夫婦仲が悪くなっても

子どもを連れて帰ってくれば

子どもと妹の面倒くらいは充分見られる。

なんならその子を父と養子縁組して

財産を全てその子に委ねたい、とまで言い出した。

 


妹1人の時のみならず、

妹のご主人が一緒のときにも

隙あらばその話に持っていこうとする両親。

妹ははっきり断ったが

人工授精コールは一向に収まらない。

妹夫婦の足がどんどん実家から離れた。

 


妹は夫婦ではもちろん、

一人で実家に行くのを嫌がり

実家に行くときは必ず私と2人でしか行かなくなった。

 


両親は、私にも妹に人工授精を勧めるように促してくる。

妹の意思も聞いていたし

私は取り合わなかった。

すると私の子ども、娘を養女に欲しいと言い出した。

 


息子は長男。

流石に我が家の長男をくれとはいえず。

娘ならばいずれ嫁にやってしまう子。

いずれ苗字が変わる子だ。

大学入学時、あるいは成人したら本人の意思で

父と養子縁組もできるので、と。

音楽大学の授業料もかかるので、

養子縁組を条件に、娘の学費は全て実家が負担すると。

 


モラ夫が流石に怒り、

娘をそんな父のワガママでやるつもりは無い、と。

授業料などうちで捻出できる、と

余計に気分を害したモラ夫。

もちろん、モラ夫もそれまで以上に実家に寄り付かなくなった。

 


そしてついには私に攻撃の矛先が向いた。

何故もう一人男の子を産んでおかなかったのか。

 


いやいや、おかしいから。

 


3人いても4人いても

犬猫の子じゃあるまいし、

一匹あげるわ、てなわけにはいかない。

モラ夫ははっきり嫌がっているし。

 


そもそも何故母が男の子を産んでおかなかったのか。

逆に言い返したい。

当時、言い返したかもしれない。

 


変な占い師のいうことを真に受け

妹を長男として育て、

3人目、4人めを産まなかったのだから。

 


つづく。

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。