雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

泣けるアルバム

思いっきり泣きたい時、

泣ける映画を観る、

感動する本を読む、

泣ける音楽を聴く、

色々あるけれど。

 


アルバムを見返す、

手帳を読み返す、

というのもなかなか泣けることです。

 


少し前までお正月には

近所の神社のその年の干支が描かれた大絵馬の前で

家族で写真を撮っていました。

だんだん、夫と夫婦で。

私と息子、私と娘、と

4人で撮るのを誰ともなく嫌がり

無理やり写真を撮りたがる私に

仕方なく付き合って1人ずつ一緒に撮ってくれるスタイルに。

去年、今年と息子は全く帰省せず。

写真を撮ることも無くなりました。

 


家族解散です。

 


お正月に写真を撮っていた頃、

しかもまだフィルム写真だった10年ほど前までは

お正月の写真が出来上がったら

アルバム整理をしていました。

昔は一年も写真を溜めしまうと

えらいことになって半日がかりでしたが、

年々写真は撮らなくなり

2、3年まとめてもすぐにアルバムに貼れるように。

フィルム時代も終わり、アルバムそのものを

数年見ていません。

 


すっかり遠い存在になってしまった息子の可愛かった写真。

なんだかんだ仲良く旅行していたモラ夫とのツーショット。

いつのまにこんな味気ない

冷たい家族になってしまったのか。

 


無心で私にしがみつく息子の写真をみては

もう戻れないその頃を思い出します。 

懐かしくて涙が出ます。

戻れない現実に悲しくなって涙が出ます。

 


思いっきり泣けます。

 


つづく。

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。