雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

秋になるとダメ

頭ではわかっている。

秋季鬱。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2021/09/16/063406

 


先日美容室へ行った。

 


https://andante8113.hatenadiary.com/entry/2021/02/20/085227

 


気に入ってわざわざ美容師さんを指名して

わざわざ遠くまで通う美容室。

 


アシスタントからようやくスタイリストになったばかりだった美容師さんも

お店の他の女性美容師さんが次々産休に入り

かなり忙しくなった様子。

2人3人を掛け持ちして

シャンプーやドライヤーなどは全てアシスタントさん任せ。

決して邪険にするような人じゃないし丁寧にきちんと挨拶されるのだけど。

次回の予約を取ろうとしたら、

私が予約を取るくらいの1週間、休みだ。

その前後も私がいつも予約する曜日がずっと休みだ。 

 


たまたまだと思う。

だけど、次回の予約が取れないじゃないか。

仕方なく違う曜日に、

うまく時間通りに行けるかわからないので

ひょっとしたらどこかで時間を潰さなくては行けないかもしれない時間を予約した。

 


「この日しか来れないから別の美容師さんでお願い」と言えたらよかったが。

 


何故わざわざ私がよく予約する曜日や

次回予約するであろう週に休みを?

もう来て欲しくないとか?

私が何をしましたか?

 


頭では被害妄想と分かっていながら

気持ちが沈んで騒つくのだ。

 


そして、いつも行くアロマオイルマッサージのサロンにも

予約のメールを送った。

 


第一希望の午前も午後も大丈夫な日は

既に予約が入っていると。

第3希望日になった。

 


それだってたまたまだろう。

頭ではわかっている。

 


なのに、

 


歓迎されていないんじゃないの?

来るなよ、って思われてるんだよ。

 


そんな声が耳元で聞こえるのだ。

 


多分、母だ。

昔から母は時々

恐ろしく否定的な言葉を羅列することがあった。

 


友達と遊びに行く約束をドタキャンされたら

子どもならよくあることなのに

「お前はみんなに嫌われてるんだよ。」

「張り切っちゃって、私(母)にまでこんなにご馳走作らせちゃって。

誰も来ないじゃないか。騙されてるんだ。」などなど。

 


誕生日パーティーでプレゼントが貧相だったら

「お前はみんなから下に見られてるんだよ。」

「〇〇ちゃんの時は✖️をあげたし、

⚫︎●ちゃんの時は▲をあげたのに。

その半額くらいじゃないか。

こんなつまらないもの。

馬鹿にされてるんだよ。

誕生日パーティーに来てやってるって思われてるんだよ。」などなど。

 


大人になってからも

お店から勧誘の電話(当時は電話が多かった)がきたら

「カモにされてるんだよ。」

「お金を払う時だけみんな猫撫で声で近づくけど。」

「お前に近づいてくる人はロクな人いないじゃないか。」

 


失恋して落ち込んでたら

「魅力がないからだ。一生結婚できないだろう。

その性格が悪い。

痩せギスで若々しくない。

服の趣味が悪い。

行かず後家がいると妹の縁談にも差し障る。」

 


子どもの頃から大人になっても

これでもかというくらいに

傷口に塩を塗り込むような母だった。

 


一緒になって泣いたり

ただ抱き締めたり

そんなことはできない人だったようだ。

 


だからだろう。

うまくいかないことがあると

自分で自分の傷口に自分で塩を塗り込んでしまう。

本当に手首を切ってしまう人もいるが

それと同じことをしているのかもしれない。

 


頭では、

違う違う、単なる秋季鬱よ。

気のせい。

そうわかっているのに

気持ちが勝手に傷ついて不安に怯えてしまうのだ。

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。