雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

吉川友梨ちゃん

先日の新聞記事。

大阪府和歌山寄りの熊取町

下校途中で突如姿を消した吉川友梨ちゃん。

 


もうあれから20年経ちました。

 


娘と同い年です。

娘と何となく雰囲気がよく似ていて

髪型も同じで

靴やリュックサックが同じでした。

 


いなくなった当初はあちこちにポスターが貼られていました。

ふと、「あれ?なんでうちの娘の写真が貼ってるのかな?」と錯覚するくらい

写真の撮り方によってはそっくりでした。

 


当初は私から見てもよく似ていたので

同じリュックサックやスニーカーで出かけると

吉川友梨ちゃんが変なオバハンと歩いてた」

なんて通報されたりしたらややこしい。

同じリュックサックや靴はこっそり捨てました。

(なんか余計怪しい?)

 


なので他人事とは思えず。

 


いなくなって20余年。

この20年間を娘と過ごせなかったお母様は

どんなに悲しいでしょう。

中学や高校の制服姿を見るチャンスも逃し、

振袖を選んだり

初めての化粧品を選ぶのを手伝ったり。

娘とバーゲンに繰り出したり,

旅行に行ったり、

アフタヌーンティーめぐり、

カフェめぐり、

映画にもよく一緒にいきました。

喋り出すと止まらなくなって

「お母さんと喋ってたら宿題何にもできなかった」

なんてこともよくありました。

そんな母と娘の時間を奪われたお母様を思うと

もちろん友梨ちゃんご本人もですが、

他人事とは思えず心が痛んでしまいます。

 


色褪せて剥がれそうになったポスターを見かけては

いなくなってからの時間の長さを感じます。

どうかご無事でみつかりますように、

祈ることしかできません。