雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

引き際

娘の仕事場のことです。

 

娘は某楽器店でピアノとエレクトーンを教えています。

週3日Aセンターで、週3日Bセンターで。

 

どちらのセンターも担当の営業さんがいますが、

いずれも離職率はかなり高いです。

それだけキツイ割にやりがいもなく報酬も少ないのでしょう。

 

センター長や店長クラスになると

そんなに頻繁に離職する人はいませんが、

娘が丸3年勤めて、センター長以外で最初からいた人はいません。

もちろん、結婚や妊娠・出産、引っ越しという人もいますが、

働き盛りの男性の離職も多いです。

 

いろんな営業さんが退職しましたが、

いろんな引き際があったようです。

大抵は出勤したり帰り際に呼び止められ、

是是然々で退職します、と告げられるようで。

または中途採用で新しい人がきて引き継ぎをしていたりするのを見かけて、

紹介されるときに退職を告げられたり。

 

またレッスン室でレッスン準備をしているときに

お話が、と入ってこられ退職を告げられるとか。

 

先日、娘が出勤すると、

いつも

 

先生、なんかおもろい話してやー

 

とか色々絡んでくる営業さん。

突然、

 

今日で退職です。

今日で最後です。  

 

と告げられたらしいです。

いつも口が悪いというか、

冗談やら本気やらわからない絡まれ方をするので

タチの悪い冗談かと相手にしなかったらしいのですが、

本当だったようです。

 

娘に

 

先生は天真爛漫な今のままでいいよ。

先生はいい先生になるから

結婚しても色々大変な時もあるやろうけど

絶対に続けていきや。

先生見てて、もちろん演奏者としてもいいけど

絶対に先生業が向いてる仕事やと思うし。

社長や他の営業とも、先生は先生になるべくして生まれたと言ってるから。

続けろや。今のままでいいから。

 

と激励の言葉をくださったそうです。

 

どうやら一部の以外には退職の意思をギリギリまで告げず、

退職するその日に講師たちに告げたとのこと。

知らずに会えない(その日は別のセンター勤務とか)講師たちから

電話が鳴り止まなかったそうです。

 

まだ定年には早く、

立場もあったポジションの方、

衝撃的な引き際で記憶に残るでしょうね。