雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

娘との時間

世界中で1番心許せる人、と思い浮かぶのは

やっぱり娘。

娘もそろそろアラサーだし

恋人すらいないのも気になるし

このまま家に居着かれても困る。

近い将来、相応しい伴侶をみつけて

彼女の人生を幸せに歩いて欲しい。

 

と、もちろん本心から願っているが。

 

やっぱり目の前の娘との時間は楽しい。

もちろん遠慮が全くないこともないし、

うっかり気を許しすぎて喧嘩になり

険悪な空気になることだってある。

 

結婚したりしたら母娘の時間はなくなるから、

今のうちに、と

2人で出かけてしまう。

 

そもそも母とはあまり仲良く出来なかったので

娘が生まれたときから娘とは仲良くしたいと

強く願い、そう育ててきた。

何でも話せる母でありたい、

頼られ、心許せる母でありたい、と。

 

小さい時から母娘でよくお出かけしてきて

大学が決まった高3の冬から

年に一回のペースで

母娘エステ旅行などをしている。

娘はピアノを専攻して、今もピアノを弾いたり教えたりの仕事をしているので、

昔から舞台には付き添い

今でも舞台があるとドレス持ちから

チケットやらと普通より繋がりがあるのは確か。

 

さて、昨日は午後2時過ぎに音楽教室へ出勤する娘と、

その近くの私設美術館へ行き、

有名な和菓子屋さんのカフェで

期間限定スペシャルいちごパフェを堪能した。

娘が勤める音楽教室は高級住宅地にあるので

送り届けたついでに

時々娘が買ってきてくれる高級食パンのお店や

お洒落なブティックなどをウインドショッピングした。

 

電車とバスで片道2時間かかる通勤が

私の運転でdoor to doorでいけて

パフェも私もちだし娘はホクホクだ。

 

車内、いろんなことをおしゃべりして、

娘の仕事の愚痴も聞きつつ、

楽しい時間だった。

 

本当は、娘は恋人とそういう時間を過ごすべきだし、

私は夫や友人や、

同じ県内に住みつつ全く社交的でない妹と

お出かけしたりおしゃべりに興じたりするべきだ。

娘も私もお互い居心地よくて2人でいてしまう。

でもそれじゃいけないな。

少しずつ離れなくては。

 

そう思いつつ、

近い将来、婚活もすると言っているし、

してもらわなきゃ困るし、

いつまでも母娘2人で楽しめる時間はあるわけじゃない。

だから今は十分に楽しまなくちゃ。

とも思う。

 

揺れ動きながらも、やはり娘との時間が楽しくて、

娘を送り届けてから

生まれてきてくれてありがとう、とふと涙がでる。