雛子の毎日

60代主婦の泣き笑いの毎日

お一人様×2人=うちの夫婦

少々モラな夫もお一人様が好きだ。

趣味の車とオーディオも一人。

健康のためとウォーキングも一人。

たまのハイキングも一人。

 

ごくごくたまに

「一緒に連れて行って」というと

拒否はしないが

何度か続くと嫌そうな顔をする。

自分のペースを乱されたくないようだ。

その気持ちはよくわかる。

 

モラ夫なんていうが、

案外家のこともよくしている。

今日の日曜日は

納谷の屋根の修理をし、ペンキ塗りをしたり

自分の高級車を丁寧に洗い

自分の足代わりの軽自動車も適当に洗い

私の車も手抜きだが洗ってくれる。

先週などは私の車のワイパーが傷んできたのを見つけ

新しく買ってきて付け替えてくれたりもした。

その後、自分のウォーキングシューズの修繕手入れをし、

ダンボールなどをまとめてくれたりもした。

 

その間、私は大きく育った、金のなる木やアロエ

ミントやゼラニウムをそれぞれ一回り大きな鉢に植え替えるべく、

鉢を買いに行き、

土も買いに行った。

大きく育った気を植え替えるのは大変だった。

でも一人でやった。

 

ずっと私はなんでも「一緒に」やりたいと思っていた。

あーでもない、こーでもないと相談しながら

意見がたまにすれ違うこともあるだろうが

一緒に共同作業がしたいほうだった。

でも夫はちがう。

墓掃除も一人で行ってしまう。

 

まだ子どもたちが小中学生だった頃、

お正月準備などを教える為に

夫と息子、私と娘に分かれて

女子チームは買出しやおせち。

男子チームには外回りの掃除などを頼んだ。

ふと見ると、息子は部屋で勉強している。

息子に聞くと夫が手伝わなくていいからと言ったらしい。

先々大人になった時に役立つから一緒に作業を教えながらやってほしいと何度も頼んだが

夫は一人でやってしまう。

息子は仲良くやっている女子チームにも入れず

それが今、息子が疎遠になった理由の一つな気がする。

 

とにかく夫は一人が好きなのだ。

コミュ障なのだ。

運良く仕事もチームではなく一人でする仕事だから

合っている仕事を選んだわけだ。

 

なので、諦めた。

 

「お願い」と上手に指示すれば

一人黙々となんでも器用にやってくれる。

一緒に夫婦共同作業とかいうのを諦めさえすれば

とってもいい夫なのだ。

 

日曜日、買い物に行くのも、ジムに行くのも一人な私。

家族がいるからこその孤独。

随分慣れたし、諦めたけれど。